
マウスピース型矯正は、従来のワイヤー矯正とは異なる装置です。マウスピース型装置はいくつかありますが、アラインテクノロジー社のインビザラインが最も使用されています。
日本では薬機法の適応外となり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性がありますが、世界では約600万人(2018年末時点)が実際に治療を受け、ある程度信頼のできる装置であることは間違いありません。
インビザラインのトラブル
矯正治療に関する訴訟やトラブルの中で、インビザラインに関するトラブルが多くなってきているようです。その原因として、模型やレントゲン等の資料をアメリカに送付すると、ある程度きれいに排列するように設計しマウスピースが送られてくるというシステムの簡便さのため、矯正治療の経験がない歯科医師が講習会を受けただけで、患者様へ適用していることも少なくありません。
また、従来のワイヤー治療における歯の移動様式と異なるため、インビザラインには不向きな骨格や歯の動かし方があることをきちんと理解できていないことも原因であると思われます。
こんな歯科医院は要注意
1.インビザラインしかできないと言われる(ワイヤー治療を全くやっていない)
2.インビザライン治療の流れや弊害など具体的なことをおしえてくれない。→先生の経験が少ない可能性があります。
3.インビザラインのメリットしか言わない→必ずデメリットも存在するはずです。